公開質問状「VI. 雇用と格差(自由記述欄)」の回答

雇用と格差(自由記述欄)

【参考】自民党・参院選公約の要旨

自民党参院選公約要旨

「最低賃金1000円を目指す。同一労働同一賃金の実施により正規・非正規の格差を是正する。正規雇用への転換を希望する非正規労働者のキャリアアップを図る。」
「待機児童解消を目指し保育の受け皿を50万人分増やす。保育士の処遇を7%改善したが今後新たに2%改善する。幼児教育の無償化を進める。低所得世帯やひとり親家庭への支援を拡充。」

民進党 福山哲郎

我が国の格差拡大の最大の原因は、行き過ぎた規制緩和による非正規雇用の急増であり、雇用者全体の約4割が非正規雇用となっている。非正規雇用の拡大は、各際の問題にとどまらず、人材の育成や少子化の観点からも、我が国にとって大きな問題であり、大胆な取り組みが必要である。まずは、非正規・正規の賃金格差を解消すること。「同一価値労働同一賃金」の原則のもと、雇用形態による合理的理由のない処遇・待遇の差別を禁止するとともに、賃金の低い労働者に合わせることがないようにしていくことが必要。そして、最低賃金の引き上げ。わが国の最低賃金は先進国のなかでも低い水準にあり、例えば、物価を考慮しても、オーストラリアの6割程度にとどまっている。国内で見ても地域間によって大きな差がある。民進党は、加重平均ではなく、誰もが時給1,000円以上となるよう最低賃金の引上げをめざす。最低賃金の引き上げは、特に、中小企業・小規模事業者にとっては大きな負担となりかねない。そのため、中小企業・小規模事業者にとって大きな負担となっている、社会保険料の事業主負担を軽減したい。また、昨年の通常国会で、労働者派遣法が改悪され、“生涯”派遣で低賃金の派遣社員を増やすこととなった。企業が派遣社員を次々と取り替えながら安く使い続けるような現在のしくみを見直すとともに、派遣社員に正社員の道を開き、派遣社員の待遇改善を図っていきたい。さらに、非正規雇用については、期間の定めのない直接雇用を原則とし、有期雇用は「業務自体が有期のもの」など合理的な理由がある場合に限るなどの法的措置の検討も必要。保育については、ヒト(保育士)と施設の質の確保と量の拡大の両立が必要。全産業平均より約11万円も低い保育士等の月給を5万円引上げ、専門的資格を持つ保育士が誇りを持って仕事を続けていける環境を整え、子どもの命と成長を安心して預けることができる状況をつくっていく。

日本共産党 大河原としたか

正社員が減少し、派遣や契約社員などの非正規雇用への置き換えが進んでいます。とりわけ派遣労働においては、派遣会社による中間搾取により、派遣労働者は低賃金で働くことを余儀なくされています。行き過ぎた派遣労働の規制緩和を改め、派遣労働は少なくとも一時的・臨時的な業務に限定し、恒常的な業務での派遣労働を制限するなど、派遣労働への規制を厳しくします。

また、同一労働同一賃金を法制化して非正規雇用労働者の待遇を改善し、最低賃金もただちに時給1000円に引き上げ、時給1500円をめざして引き上げていきます。ブラック企業・ブラックバイトをなくし、労働時間の上限規制を設けて長時間労働そのものに規制をかけ、労働者の心身の健康を守ります。

0189_back